孤狼の血:原作/柚月裕子

血湧き肉躍る、男たち渇望の映画“が誕生した。

以前本を読んで、ドはまりした作品の映像化です。映画館で見たい作品でしたが、叶わず・・・先日ベッドの上で、iPadで見ました。笑
原作を読んでいた影響もありますが、最高に面白かったです。久々に熱くなりました。原作超え・・・と言っても過言では無いと思っています。
しっかりとR指定も入っていて、原作の雰囲気を壊さずに映像化されています。少し気持ち悪い描写ももちろん雰囲気作りの為にあります。

何よりも、キャストが豪華です。こんな人・あんな人が、ちょい役で、たくさん出ています。
是非男性の皆様には、オススメします。たまには熱くなりましょう。日常で男を出す事が、困難な社会になって来ました・・・暴力も見なくなりました。
映画の中ぐらい、男見たいですね・・・映画の中ぐらい、男らし男を見たいですね。

 昭和63年。暴力団対策法成立直前の広島の架空都市・呉原を舞台に、刑事、やくざ、そして女が、それぞれの正義と矜持を胸に、生き残りを賭けて戦う生き様を描いた映画『孤狼の血』。決して地上波では許されない暴力描写とエロス、耳にこびりつく怒号と銃声。観る者は生々しいまでの欲望にあぶられ、心は必ず火傷する。『警察小説×仁義なき戦い』と評される同名原作を映画化した本作は、昨今コンプライアンスを過度に重視する日本の映像業界と現代社会に対する新たなる挑戦であり、数々の【衝撃作】を世に送り出してきた東映が放つ【超衝撃作】である。

相関図

多きく分けて、3つの団体の抗争・人間模様・となっています。
いわゆる任侠・ヤクザ映画です。東映がやっと腰を上げてくれました。少し登場人物多いですが、話はシンプルです。難しい内容ではありません。

広島県警

乱暴者の大土(おおがみ)とエリート新人日岡(ひおか)を中心に物語は進みます。
大土に翻弄される日岡ですが、次第に大土の人柄に魅了されて行きます。大土の新の目的とは・・・・
みたいな感じです。とにかく大土さんが迫力が最高です、私好みの最高の男です。

県警も内部分裂しています。五十子会と尾谷組に肩入れをするチーム同士の対立。
県警幹部の不祥事を巡った、いざこざなど、見所満載です。2時間映画であったことが残念です。本当は全編・後編あっていい内容だと思います。

広島仁正会(五十子会)

広島最大の組織仁正会(総勢600名)。本家直系の五十子会が、メインで登場します。
その枝の組織、加古村組を利用して尾谷組の崩壊を企みます。
14前の抗争事件の真実も見え隠れします。五十子が、どこまで絵を書いているのか??が分かりません。
右翼団体も事件に絡んできます。

尾谷組

組長の尾谷は、刑務所に入所中です。
NO2である若頭一之瀬が今回の抗争で中心人物になります。親分不在の組織を何とか守ろうと奮起します。
親分の承諾が取れなずに、動きずらい一之瀬の葛藤も見ごろです。
「ヤクザはメンツ(顔)で飯食っとんぞ。メンツ(顔)潰されて黙ってられるか!!」
若衆を殺られた、一之瀬の怒りの明言です。

最後に勝つのは???

東映の意地

時代的な事情もあってかいつの間にか、やくざ映画・任侠映画というものが作られなくなってしまいました。一時期は哀川翔・竹内力の二大巨頭によるVシネマ(Vシネマは一般名称ではなく、東映ビデオの登録商標)が主戦場となっていたものの、ビデオソフト販売・レンタル市場の縮小によってその場も失われていきました。

ジャンルをけん引していった老舗大手映画会社「東映」も、またもう作ることはできないのだろうと思っていました。ところが、それを横目にワーナー・ブラザースジャパン制作で、北野武監督が『アウトレイジ』三部作を発表して大ヒット!

この流れを見て、“なんでこの映画を東映が作れないんだ”と再認識東映任侠&実録映画路線の強い影響を受けたことを公言していた柚月裕子の『狐狼の血』の映画化に手を挙げます。

複数の映画会社との映画化権争奪戦の中で、“東映が作らなくてはいけない映画ここにある”とした熱意と原作者の原体験が上手く交わり、ついに映画化されました。原作にあった警察とヤクザ、警察同士などウェットな部分は映画では大きく削り、より観客を突き放し、感情移入をたやすくさせないギラギラした映画となりました。本当にオススメです。原作はこの後も描かれています。

こちらも最高のバイオレンスで面白かったです。なぜ女性がこんな本が書けるのか??意味不明です。笑
こちらも映像として続編があるのか分かりませんが、心待ちにしたいと思います。
たまには男臭い人達に触れてみてください。肚(キモ)に毒を持っておかないと行けません。男には引けない時が多々あります。
このような団体を擁護するつもりは一切ありませんが、物語として、哲学として侠客の人の生き様を学ぶ事は好きです。

本来は「強気をくじき、弱気を助ける」武士道における、仁義を極める人達の団体です。
地域の方、社会にここまで嫌われたのは、海外の人が増えた事も原因かもしれませんね。侠客は、地域の方に好かれてなんぼです。
全員悪者の映画大好きです。アウトレイジよりも個人的にはリアルで面白かったです。
泣けます。

三者三葉思惑があって、プライドがあります。そして、みんな腹の中は真っ黒毒だらけです。
誰が最後勝つのか??是非見てみてください。