親子との思い出

女の子と目が不自由なお母さん
昨日の事です。
頭から離れないので、記載してみます。
お昼休みに「松屋」で昼食を取ろうと思った時の事です。
歩いていると。道端に女性が倒れていました。
左には3歳~4歳だろう女の子だいました。
その両サイドをみなさん素知らぬ顔で、通り過ぎている況でした。
私は最初、んん??なんだろう??と思って走って駆け付けました。
近くまで行くと、ある事に気づきました。
お母さんはどうも目が見えない方みたいで、右に杖が転がってました。
あっ大変だと思い、私は「大丈夫ですか?」とお母さんの両脇を持って起こしました。
そして転がっている杖を、お母さんの右腕に渡しました。
もちろんお母さんは「ありがとうございます」と言ってくれました。
申し訳なさそうに、恥ずかしそうに俯いていらっしゃいました。
なにより驚いたのが、女の子が両手をきれい体の前で重ねて、
「ありがとうございます」「大丈夫です」「ごめんない」
と深々と頭を何度も、何度も下げられました。
私は完全に胸が苦しくなって固まってしまいました。
何も言わない私を、女の子がボーと見ていたので、私はハッと思い。
「良かった大丈夫??」と声をかけました。
女の子は、段差をお母さんに伝える事が出来なかったと言ってくれました。
そしてお母さんの膝を何度も何度もスリスリしてました。
「ごめんなさい」と泣きそうに・・・
私は涙を堪えて、「またね」と言う意味不明な事を言って立ち去りました。
そこから2時間抜け殻になってしまいました。
思った事は下記3点です。
➀まずは横を見て見ぬふりして通り過ぎた人達の事です。
日本人として大変空しくなりました。
こんな国でしたっけ??日本・・・
私は女の子を抱きしめて、「こんな国にしてしまってごめん」
と言ってあげたかったです。
偽善だろうと、何だろうとかまいません。
私は目の前に困っている人がいたら必ず手をさし伸ばします。
誰になんて言われようと。
私はおせっかいの人が減った状況を、良しと思いません。
②次に、女の子の頭はボサボサで、洋服は凄く汚れていました。
んーーー。これは確かに・・・お母さんはどうやって分かるのか??です。
何を気づくにも、視覚からの情報は本当に多いと思います。
我が子の頭がボサボサでも、手で触るだけでは分からないと思います。
私は五体満足です。
感謝しないと行けないと思いました。
たまーに悩んだり、考え込んだり、します。
それを凄く反省しました。
なんて私は恵まれているんだと思いました。
まだまだ新しい発見をたくさん出来ると思いました。
そして初めて生んでくれた両親に感謝しました。
⑶その時ワークショップをしてました。
なんで誘えなかったのだろうと思いました・・・
また女の子の事を褒めてやることも出来たと思います。
「偉いね」「優しいね」「どこに行くの?」「頑張ってね」
一言も出てきませんでした・・・
まだまだ口ではええこと言っても未熟だと思いました。
もっと鍛錬を組んで、いかなる状況でも最高の対応が出来る男になりたいと思いました。
こんな国ではありません。
いつか飽きる程ビジネスに飽きたら、
そのような素敵な子達の為に、人生使うのも悪くないなとー。思いました。
我々恵まれています。
日々感謝ですね。
今、何不自由なく仕事出来る環境に感謝します。