日本橋三越様で先行販売開始

いよいよクラフトマンズデイ販売開始

クラフトマンズデイの家具たちの販売がいよいよ本格的に始動しました。
先行販売と言う大役を担って頂いたのは、日本橋三越本店様です。
越後屋(江戸時代)から続く由緒正しいお店です。

江戸時代1673年に「店前現銀売(たなさきげんきんうり」や「現銀掛値無し(げんきんかけねなし」や「小裂何程にても売ります(切り売り)」など当時では活気的な商法を次々と打ち出して名をはせた、呉服店「越後屋」として創業されました。

店前現銀売り(たなさきげんきんうり)

現金をたてまえとした店頭販売の実現。当時、あらゆる商売は、得意先に行って注文を聞き、あとから品物を持って行く「見世物商い(みせものあきない)」か、直接商品を得意先に持って行く「屋敷売り」が普通だった。得意先は大名、武家、大きな商家で、支払いは年に一度の「極月払い」か、年に二回の「節季払い」だった。資金の回転がなく、回収不能など危険負担が大変大きかった。

現銀掛値無し(げんきんかけねなし)

当時、値切られることを考慮して客に最初に提示する値段を実際の売値より高く提示し、客によって値段を上げ下げするのが慣習だったが、「正札販売」、つまり値段を札に書いて商品につけて実際のその価格で販売。「正札付き現銀掛値なし」として定価販売を世界で初めて実現した。

小裂何程にても売ります(切り売り)

呉服屋では、反物単位の販売しか行なわなかったが、客の需要に応じての切り売りは一般庶民から大好評を博し「日本永代蔵」で「ビロウド一寸四方でも売っている〜一寸四方も商売の種〜」と描写される。

世界で初めて正札販売を開始

現在では当たり前の「正札販売」を世界で初めて実施したのも三越です。(当時越後屋)
正札販売(しょうふだはんばい)と読みます。簡単に言うと、プライスを付けて”どのお客様にも統一価格で販売する商法”の事です。凄く意外だと思います。
この商法が当初ではオーソドックスでは無かったという事です。

当時の商品は人によって値段を変えていました。
お客様の状態を見て、価格を変えると言う事です。現代では、少し考えづらい販売方法ですね。
そのいびつな商法から正しい商法に変えたのが三越「当時越後屋」です。

この商法の貢献によって呉服は、広く大衆の衣服として浸透したという事です。
商法が文化を変えたと言っても過言ではりません。売る事がどれだけ素晴らしい事なのか、ここでも理解出来ると思います。
以前書いたようにやはりリアル小売りは最強だと歴史からも読み取れます。

その他の三越発の販売方法

そんな三越が、株式会社になったのは、1905年です。
今では当たり前の事ですが、三越初の商法は他にもたくさんあります。
例えば、配達です。車を使って配達を開始したのも三越が初です。

または、電話注文(遠隔販売)この商法も三越が初です。
商品のPRに大型ディスプレイを使ったのも三越が初です。
小売業として1,000億円を突破したのも三越が初です。

海外に出店したのも三越が初です。(1971年パリへ出店)
マクドナルド第一号も銀座三越店内です。(1971年)
いわゆる商品カタログを初めて使ったのも三越が初です。

百貨店の影響力

このように、常に先進性の新しい商法を開発・実行してきた三越です。
他の小売屋とは、歴史(歳月)が違います。そんな三越様の歴史の1ページに大川市が関われる事をとても嬉しく思っています。
そして光栄に思います。
もちろん全盛期のような影響力は、百貨店にはないのかもしれません。新しい商法も最近では、百貨店”発”と呼べるものは少ないです。

では、百貨店の代わりになる「モノ」があるのかどうか??です。私は無いと思っています。
確かに横柄になり過ぎた部分はあると思います。しかし日本のモノ作りを支えてきたのは百貨店である事は間違いありません。
いくらネット販売が加速してもリアル小売りが無くなる事はありません。工芸品・美術品・一点物がネットで販売されるのは難しいと思います。
売る事は簡単でも、作り手の価値をそのまま伝える事は難しいと考えます。(利益を作り手に還元するのは難しい)

話は少し変わりますが、以前百貨店のイベントに出席した時です。どのお客様も呉服を着込んで来店されていました。
もちろん100%のお客様が呉服と言う訳ではりませんが、100%のお客様が「キレイな格好」で来店されていました。
そんなお店が日本のどこを探してあるでしょうか??これこそ、売り手と買い手のWin‐Winの関係だと思いました。
我々のお店も、お客様が敬意を表してもらえるように頑張ります。それが作り手の価値を正当な価値としてお届けるする方法だと思いました。

大川の職人の価値を伝える場所

今回三越様のご協力のもとクラフトマンズデイの商品達は、価値を落さずにお客様へお届け出来ていいます。
作り手の方に無駄な値引き交渉もしておりません。作り手良し、売り手良し、世間良しの三方良しのプライスになっています。
そもそも、まず「値引き」が前提にありません。また三越様に展示している商品と言う事でお客様からの信頼も勝ち取る事に成功しております。
ただ過剰に期待を頂いている事も事実です。大川のレベルが、決して満足行くレベルでは無い事は事実です。
そこを認める事も大川市に必要な事だと思っています。

足を引っ張り、三越様の顔を潰す事も考えられます。どんなに素敵な家具でも人が座れなければゴミです。
お客様がケガをしてしまっては、この企画そのものが終わってしまいます。
その事を強く思い、モノ作りをする人が増える事を願っております。

形にして完成ではありません。強度を確かめて、プライスを付けて、お客様に販売出来て商品開発完成です。

更にレベルを上げる為にも、更に精進する必要があると思っています。
まずは1年目のイベントが終わりました。「やって良かった」このレベルを卒業する必用もあります。
継続して大川市が自走出来る企画にする必要があります。
自走するには、何と言っても売上が必要になります。決して非営利団体ではあってはなりません。

地方創生に「非営利」の考え方はありえない

現代の地方自治体も「営利」を意識した運営方法を取らないと、大ゴケするでしょう。
儲かる事の素晴らしさ、売る事の素晴らしさをもう一度「地方創生」と謳う人間は勉強するべきです。
地方創生は、理想主義者では叶える事は出来ません。地方自治体も、ゆたーっと安全地帯にいるようではダメです。
まずは、ゆたーっと安全地帯にいる人の影響力と存在感を取らないと何も出来ません。

リスクを選択できる人だけが、「影響力」と「存在感」を持つべきです。
そんな人が増えれば、どこの地方自治体も地方創生に成功出来ると思っています。

どんなに理想を語っても大川市に「金」が落ちないと繁栄しません。「金」がないと何も出来ません。夢も希望も語れません。金とは資本と言う事です。
それが資本主義です。この理屈を自治体は、もっと意識して欲しいですね。

「金」は病を治す力もあります。「うつ」と診断された方全員に1億ずつ配ってみてください。9割の人は完治するはずです。
私はそもそも「金」で治るモノが、病とは思っていません。1億もらっても死にたい人が、初めて「うつ病」でしょう。

安全地帯に居たい気持ちも分かりますが、そんな事をしていても、何もなりません。
もっとリスクを選択して欲しいです。売上は、人を救います。売る以上に素敵な仕事はありません。
売る行為こそ最強の地方創生です。売る力が今大川市には、足りません。

今後たくさんのイベント・企画を受注しております。
日本全国・世界中で大川市の組子家具をお披露目します。その中でお客様のお声を真摯に受け止め、生産者にフィードバックしようと思っています。
それが、本当の大川のモノ作りだと思っています。

クラフトマンズデイ過去の記事⑴~⑼まであります。