ドンケツ第一部完

第一部完(28巻)発売

いやー単行本が出て表紙を見て・・・まさか・・・と思いました。
私はてっきり最終巻だと思ってドキドキしましたが、結果は、第一部完という結果でした。
ほっと安心しました。

2011年4月から「ヤングキング」で連載が始まった漫画です。
この年齢になってここまで漫画本にドはまりするとは夢にも思いませんでした。笑
作者は「だーし」さんです。

だーしさんその他作品では「アーサーGARAGE」があります。
こちらも中古車屋と日常と見え隠れする裏社会との関りが見どころの作品です。

ドンケツ哲学書

以前も書きましたが、何と言ってもドンケツのオススメは哲学的な所にあります。
登場人物の生き様・セリフが本当にカッコイイです。
何度読み返しても最高の漫画本です。

以前ブログに書いた時が、17巻発売の時でしたので、そこから10巻も重ね第一部が完了しました。約8年間の連載となりました。終わらなくて良かった・・・今の感想はそれだけです。

主人公:沢田マサトシ (通称:ロケマサ)

もちろん内容は北九州のヤクザの物語ですので、嫌いな人も多いと思います。
少しバイオレンスな漫画が好きな人には気に入って頂けると思います。
主人公の沢田マサトシ(通称:ロケマサ)を中心に物語は進行します。

九州の月輪会(がちりんかい)弧月組(こげつ)に所属しているヤクザです。

とにかくこの漫画は正統派ヤクザ漫画です。ミステリーでも、SFでもありません。
ギャグ漫画でもありません。
ただ最強と言わるロケマサが大暴れする漫画です。

素敵なのは、主人公のクズっぷりです。
シノギ(ヤクザの言う収入源)は博打と恐喝のみです。
性格は最悪です。自分の組の親分でもたてつく、ならずものです。
最強最悪のヒーローと言った所です。

とにかく最初はロケマサの事が大嫌いになる事間違いなしです。
自分勝手で、相手に迷惑をかけ続けます。そのくせケンカが異常に強いと言った所です。笑

しかし、いつからでしょう・・・
ロケマサがカッコ良く見えてきます。見た目も最悪で、年齢も45歳と最悪です。
その他にも最高にカッコイイ主人公的なキャラ・カリスマ性を持ったキャラたくさん出てきます。そんな登場人物を抜いて大好きになります。

そしてそんな素敵な人達でさえも、みんなロケマサの虜になってしまいます。

ドンケツとワンピースの共通点

このロケマサを見ていると、いつも思っていました。誰かに性格が、似ているなぁーと・・・
なんか似ているキャラがいるなぁーと思って考えていました。あっそうだ。ワンピースのルフィだ。と思った時とても気持ちが良かったです。もちろん、内容も絵のタッチも年齢もまったく違いますが、人を惹きつけいてる魅力は、共通点だらけです。

ロケマサとルフィーの共通点

  • 人の言う事を効かない
  • 海賊とヤクザと言う世間一般では悪い立場にいること
  • 真っすぐ
  • 正義は自分
  • 自分勝手
  • ワガママ
  • ケンカが強い
  • 人を惹きつける
  • 感情に素直

現代のみんなが憧れる存在

もう一つ漫画全体の共通点として、双方が低い所から、高い所を目指している所だと思います。ドンケツの主人公のロケマサはヤクザの世界では一番の下っ端です。
チンピラ(ちんけな平役)です。
ワンピースも今では凄い海賊ですが、まだ道半ばです。

最初に「海賊王になる」と言って、未だ海賊王にはなっていません。

もしこれが、「俺は、数年前に海賊王になった」みたいな漫画では誰も見ないでしょう。
誰もルフィーを応援する事はないでしょう。

自分の目指す方向・自分が守りたい者・守りたい人の為なら手段は択ばない。ケンカには絶対勝つ。こんな所が現代の我々に共感を得ているのだと思います。そして、ついつい応援したくなるのだと思います。一度読んだら続きが気になって仕方なくなる事間違いなしです。

そして一つワンピースとドンケツには共通点があります。

脇役たちのカッコ良さ

今売れている漫画本・ストーリーの共通点として、脇役たち、その他キャラのカッコ良さがあると思います。本当に全員カッコイイんです。ワンピースはもちろんですが、ドンケツは敵・味方関係なく全員がカッコイイです。何なら、一番悪い奴が一番カッコよく終わりました。
※これは28巻を見てもらわないと分からない内容だと思います。

特に九州のロケマサ・関西のゲンコ・関東の速水。この3人はとてもカッコイイです。
そして、この3人の関係性もとてもカッコイイです。最大のライバルにして、最高の友みたいな関係です。ついつい憧れてしまいますね。

もちろんこの3人以外にもたくさんの素敵な人達が登場します。
そして、全員がいちいちカッコイイですし、いちいちカッコイイセリフを言います。

チャカシン(すぐに拳銃を使うから)笑

ロケマサの同期で同じ弧月組組員:ロケマサとは犬猿の仲だが、双方を認めている部分もある。

相場桃次郎(通称:桃)(唯一のロケマサ直属の舎弟)

※ちなみにロケマサの直接的な子分は3人。
関東のしささぎ組の出身・訳あって九州に来た流れ者ヤクザ。

金田(弧月組 若頭)

※ロケマサ・チャカシンの後輩だが、上司でもある頼れる金田若頭。
実質暴れん坊集団の弧月組を親分に変わって牽引している逸材。

若林(朔組組長代行)通称;トシ兄ちゃん

ロケマサ・チャカシンの同世代ですが、少し先輩にあたり仲が良いです。
最後の抗争の時は暗殺者として、汚れ役を一挙に担います。
最後は悲しい結末になりますが、最後の最後までカッコイイ存在です。

村松春樹(華月組組長)

知的でインテリヤクザです。とにかく男が憧れる男の中の男です。
個人的には一番好きなキャラです。※実は「アーサーGAREGI」にも登場しています。

ドンケツは、裏社会(アウトロー)漫画の最高峰

ヤクザ同志のケンカ・抗争が本当にえぐいです・・・
彼らには、法律よりも大切にする事があります。一般社会の常識は通用しません。
時には人殺しさえも「正義」になる世界です。

まったく知りませんが、これほどヤクザの世界を忠実に描いた漫画本は無いと思います。
1VS大人数のケンカの主人公が強いだけで勝つわけではありません。
そりゃみんな引くよ・・・って事を平気でヤクザはやります。

九州がメインなので、基本セリフが九州弁です。
その為、私は凄く親近感を持って読む事が出来ました。

言葉は汚いですが、セリフの内容は正論が多いです。
良く言ってくれた。と思う事をたくさん言ってくれます。本当に気持ちの良い漫画です。

もちろん、ヤクザの汚い部分もたくさん出てきます。理解出来ない部分もたくさんありますが、こんな世界があるんだと勉強する事が出来ます。中でも暗殺専門の槇原と言うキャラが登場します。こんな人が実際にるのかも・・・と思うと怖くもあります。

とにかくスリル満点の最高峰の漫画です。
第二部のスタートがいつになるのか分かりませんが、楽しみに待ちたいと思います。
唯一携帯電話に全巻購入して保存している漫画です。

是非漫画好きの方見てみてください。
オススメです。

後半では、半グレ・地下組織・海外犯罪組織・暴対法など現実に問題になっている事がたくさん出ます。
日本が未熟だった頃、ヤクザを社会が利用した事は事実だと思います。
あまりにも、力を付けたヤクザ今締め出しています。それが原因で海外犯罪組織が日本で悪事を働く・・・・うーん・・・とても難しいですね。

警察は事件が起きてからでないと動けません。
また暴力を鼓舞する事も出来ません。正論が通じないのが、犯罪組織です。海外となるともっとひどいものだと思います。
何が正義か分かりませんが、日本の為と本気で思う人に悪い人はいないような気がします。

遡ってみれば、戦後の混乱の中で秩序を守る為ために、ヤクザの役割は大きかったかもしれません。
高度成長期には、ヤクザの強引なやり方を利用した企業・政治家・有名人もたくさんいたでしょう。
それは、日本という国がまだまだ未熟だった頃の話ですが・・・

社会には裏と表があります。キレイ事ばかりではありません。それはご存知の方が多いと思います。
ヤクザと言う圧倒的な力が裏と表社会の均等を守っていたのかもしれません。
海外の犯罪組織の国内侵入を防ぐ盾になっていたのかもしれません。

間違いなく、今後ヤクザは淘汰されるでしょう。
そんな時、警察だけで国内の突如が守られるでしょうか??最近ニュースでは、半グレ組織が網羅しています。
法律の壁によって検挙出来ない事件が多発しております。東京・名古屋・大阪・福岡・沖縄はひどい状況ですね。
皆様はこの漫画本を読んでどんな感想を持つでしょうか??

正義とは何でしょうか??そんな事を考えさせられる漫画です。