「社内で複業する」事は「社内で起業する」事と同じ

社内で起業すると言う意識を持つ事

「科学と芸術」は、働く上での「数字とビジョン」に近いと思っています。
これだけ時代の流れが速い昨今では、既存のビジネスと新しいビジネスを平行して進める力量が一人一人に必要だと思っています。
もちろん既存のビジネスを衰退させてはいけない。もし、そうなるのであれば、「力量不足」と「決済権の委譲」が足りないのであろう。

数字は、科学と同じで証明する事が可能です。不特定多数の人を納得させる上で化学の力以上の力はありません。
その為、大半の人は、化学「数字」を見て進めます。経営をする上で一番大切な事です。

逆にビジョンは、科学と違い、芸術に近い分野です。その為、多数の人に納得頂く事は難しいです。これも経営で大切な事です。
既存のビジネスは、化学の力で証明する事が可能です。
しかし、新しいビジネスを生み出す力は芸術に力です。証明する事は難しいです。

既存のビジネスは科学・新しいビジネスは芸術

社員一人一人が、会社の階段を一歩ずつ上ると言う考えは、必要ないのかもしれません。
新入社員に一年目で事業部を起こさせる・企業させるぐらいの強いインパクトが必要なのかもしれません。
もちろん理想と現実は違います。
しかし、「幹部が持つ考え方の一つ」としては重要な考え方だと思っています。

新しいものを作り出すメンタリティの必要性

社内で新しいものを作り出すメンタリティを持った人材を会社で何人確保出来ているか??会社成長のポイントになると思います。
今までの日本の会社は、従来の仕事がより上手になるようにと言う「Do More Better」の考えが強いです。
これはエリートと呼ばれる人達に「失敗してはいけない」と言う古い考え方が根付いている影響だと思います。

また会社の上層部には、これまでのやり方を守ろうとする人達が固まっていて、若手が何か新しいことをしようとよってたかって口を出してしまい、芽を摘んでしまうという事も非常に多いそうです。
このように日本の場合は、社内で起業させる・複業をさせるといった環境が整っていない会社の方が圧倒的に多いです。

その為、社外のクリエイティブ人材・会社の力を借りたり、社内のプロジェクトに外部の人間を入れるといったやり方が多いのであろう。
失敗しても外注先が悪いと言い逃れが出来るのも利点の一つです。口だけ出せる。しかし、リスク無し。そんな外野が一番楽ではあります。
日本のエリートの考え方としてバツをもらう事に対して非常に抵抗感がある事も事実です。

同じ事の繰り返しでは企業は成長しない

「同じ事を繰り返して、その延長線上で精度を高め量を拡大していけば企業は成長できた」
そんな古き良き時代の「成長の方程式」はいまではまったく通用しなくなっています。
大企業であろうと、新しい事業を生み出し続けなければ、あっという間に淘汰されてしまうでしょう。

では、新しい事を作る事は難しい事であろうか??我々には出来ないのでしょうか??
いえいえ、そんな事ありません。我々は、常に新しいアイデア・事業を思いついていると思います。
しかしある思考が邪魔をしてしまっているだけです。
「こんな提案をしたら笑われるのではないか」「反対されるに違いない」「失敗したらどうしょう」
このような思考がどうしても邪魔をしてしまうのが現実である。

そうです。新しいものを作り出す力を、自ら否定しているだけの事だけです。

社内に複業・新規事業が生まれない理由

  1. 挑戦しない人が出世する仕組み
  2. 部下に失敗させない文化
  3. PDCAの「P」ばかりやる
  4. 短期的成果の過剰な追及
  5. リクスの課題評価・完璧主義
  6. 過去の成功体験・自社ルール

⑴挑戦しない人が出世する仕組み

新しい事に挑戦して失敗した人よりも、最初から挑戦せず失敗しない人の方が評価される。
また一度バツが付いた社員が再起できるタイミングも少ない。

⑵部下に失敗させない文化

部下が失敗をして、自分に火の粉が降りかかるのを嫌う上司が多い。
部下の為の優しさのようで、実は自分の保守する事が目的。

⑶PDCAの「P」ばかりやる

会議・打ちあわせの名を借りた「P」ばかりの時間。
「D」以降に進む案件が少ない。完璧なプラン完成の頃には時すでに遅しが多い。

⑷短期的成果の過剰な追及

新規事業が育つにはある程度の時間が必要なのに、会社が性急に成果を求めてします。

⑸リスクの課題評価・完璧主義

そもそも新規事業がどうなるかはやってみなければわからないのに、事前にあらゆるリスクを洗い出し、
それらを解決しておくことが前提条件となってしまっている。

⑹過去の成功体験・社内ルール

外部の人を入れたり、新しいやり方を取り入れたりしても、最終的にそれまでの自社のルールにあてはめようとする為、
新しい芽が摘まれてしまう。

まとめ

とにかくこれから大切な事は既存のビジネスと、新しいビジネスを平行して進める事が出来る人材の確保だと思っています。
会社内で新しいものが生まれ続ける事が、楽しく働く秘訣だと思っています。
同じ事の繰り返しでは企業は淘汰されます。

前年と同じ事を100%やったとして売上は8掛けです。これは当然の事です。
楽しく働く為には、ある程度リスクを選択して欲しいと強く思います。
失敗したからなんだと言うんですか??少し風当たりが強くなる程度の事です。

打たれ強く行きましょう。
辛い時、風当たりが強い時、調子が悪い時こそリーダーの本質が見えます。
調子が良い時、リーダーシップを発揮出来るのは当たり前の事です。調子が悪い時こそ本当のリーダーが分かります。

我々は常に新しい事を見つけ、生み出そうとしています。
その芽を自分で摘んでいるだけの事です。自分で自分の考えを否定してはダメです。
徹底して新しいものを作り出す環境を構築しましょう。

それが楽しく働く秘訣です。