えつの解禁

筑後川でのみ食す事が出来る幻の珍魚

渤海、黄海、東シナ海沿岸の汽水域に分布し、日本では有明海だけに生息する珍魚です。
えつは全長が約30センチほどで、カタクチイワシ科に分類されます。
産卵のため有明海から筑後川に遡上してくる5月から7月にかけてがえつ漁のシーズンであり、脂が乗っていてとても美味しくいただけます。
中国では、「鳳尾魚(フォンウェイユー)」と呼び、中国の華東、華南沿岸地域でも食べられています。
あっさりとしており、刺身はもちろん、塩焼き、煮漬け、唐揚げ、南蛮漬け、えつ寿司など料理は多彩です。
えつは鮮度の落ちが早いため、とれて30分ほどで味わうのが一番だと言われています。とれたてが味わえる大川に足をお運びいただき、初夏の逸品を楽しんでみてはいかがですか。また、5月の漁解禁に合わせ、屋形船の上で獲れたてを食べる「えつ遊覧船」が登場します。川船で新鮮なえつ料理に舌鼓を打ちながらの舟遊びは、大川の夏の風物詩として好評です。
今日はそんな「えつ遊覧船」での楽しみ方を記載します。
是非大川市にお越し頂き「えつ遊覧船」で楽しんでください。

えつの伝説

その昔、筑後川のほとりにある渡船場に一人の行脚僧がさしかかり、川岸に船を着けた船頭に、「もしもし、川を渡してはくださらんか。」と呼びかけた。けれども、渡し銭を持っていなかったので、すげなく断られた。次の船も、また次の船も、「金なしで渡れるもんか。」と言って、だれ一人この僧を船に乗せてくれなかった。

困り果て、しょんぼりとたたずんでいる僧の前に、一人の若者が現れ、船を岸に着けると、金がないのを承知で、向こう岸に渡してやった。船から岸に上がるときこの僧は、「ありがとうございました。なにかお礼をとは思いますが、お見かけのとおり乞食坊主・・。もしも、あなたが暮らしに困るようなことがあったら、この魚をとって暮らしの足しにしてください。」と言って、岸に生えていた葦の葉を一枚とって川に投げ入れた。見るとその葦の葉は、一匹の魚となり、夕日に銀のうろこを輝かせながら、水中深く消えていった。
それからというものはこの魚が筑後川に繁殖し、あの時の若い船頭は旅の僧の教えに従って、この魚を取り暮らしを立てるようになった。
この魚が、今日のえつで旅の僧は弘法大師であったと伝えられている。

えつ遊覧船

今年は2回「えつ遊覧船」に乗る機会がありました。
もちろん大川市には、美味しい食事処はたくさんあります。
どのお店にお客様をご招待しても喜んで頂けます。

しかし、「えつ遊覧船」ほど、お客様に喜んで頂き、記憶に残せる体験はありません。
本当にどんなお客様にも喜ん頂けます。
5月だけでなく、365日「大川市遊覧船」としてご招待出来るといいなぁーと思っています。

そして、この大川市名物が100年・1,000年続く事を願ってブログを記載します。
さぁー大川市名物「えつ遊覧船」疑似体験の始まりです・・・

若津港から出向します。

まずは、桟橋を渡り遊覧船に乗り込みます。
我々がいつもお世話になっているのは岡村さんの船です。
一番大きいサイズで、52人乗りとなっております。
その他にも、20名乗りなど船の種類もたくさんあります。

ダイニング形式の船も準備する事可能です。
人数・用途にあった船をご予約ください。

前もって遊覧船の中にお弁当・お酒などを準備しておきます。
もちろん船の中には、お手洗い・喫煙所もありますので、ご安心ください。
大川市のほとんどに料理屋さんでは、この時期「えつ弁当」を準備する事が可能だと思います。
お店にご予算・個数を伝えてもらえれば、船の中まで準備して頂けます。
もちろん、食事会が終わったあとの後始末もして頂けます。

食事のお手伝いの定員さんを派遣して頂けるお店もあります。
※船の最大定員数に定員さんもカウントされますので、あらかじめ人数をお確かめください。

有明海を見学しながら2時間~3時間の船の旅となります。
もう一つの大川市の名物「昇開橋」を通過する事も出来ます。
下から「昇開橋」を見学する事ないので、不思議な気持ちになります。
私も、大川市に生まれ33年。下から昇開橋を見学したのは初めてでした。
国指定重要文化財である「昇開橋」を下から眺める事も大変有意義なモノでした。

お食事(えつ弁当)

事前に大川市の飲食店様にえつ弁当をご依頼しておきます。
これでもかってぐらいのえつ料理を堪能できます。
注文をすれば、大川市の名物「うなぎのせいろ」も準備して頂く事可能です。

クーラーボックスの中にアルコール・ソフトドリンクなど考えられる飲み物を積み込んでおけば飲み物の心配もありません。
素敵な景色と素敵な食事と素敵なお酒を堪能する事が可能です。
昼も夜も乗る事が可能ですが、昼は暑い事もありますので、夜の方が涼しくて気持ちが良い気がします。

えつ漁

なんといっても「えつ遊覧船」の醍醐味はその場でえつを網にかけてその場でお刺身にして頂く事が出来ます。
もちろん天然のモノです。網にえつが掛かるかどうかは誰にも分かりません。
魚が掛かる日もあれば、1匹も魚が掛からない日もあります。

見事魚が網にかかればその場でお刺身にして食べる事が出来ます。
冒頭に記載したように、とても弱い魚です。網にかかった時点で死んでいます。
その為、鮮度を保つことが大変難しい魚だと言えます。

先週乗った時は、えつが生きていいました。
実は、私もえつが生きている姿を見たのは、初めてでした。

えつの刺身

まとめ

大川を語る上でとても重要な存在なのが、えつです。
そして、えつを語る上で重要なのが、「えつ遊覧船」です。
大川市でしか体験できない体験を是非してみてください。

食事とは団欒だと思っています。
船の上でたまには、有意義な時間を過ごしてみてはどうでしょうか??
もし、大川市で「えつ遊覧船」を体験したい方は船もご紹介しますので、ご連絡ください。

大川市「花火大会」も無くなってしまいました・・・
有名なカレー屋さんも無くなってしまいました・・・警察署もなくなり・・・中学校も2校になりました。
失ったものばかりを考えても仕方ありません。

今あるモノ、大川市に残されたモノを最大限有効に活用したいと思っています。
そして、もう何も失わないように、売上を大川市に落とします。その売上の中には適正な収益がある事が大切です。
まだ大川市に残されたモノを最大限に発揮しましょう。

まったく悲観する必要はありません。
ガンガン責めます。
先輩方には悪いですが、昭和にケリをつける事が出来なかったモノがたくさんあります。
我々世代はしっかりとケリをつけて行きます。