初期投資を行わない事業は成功しない

そもそも事業計画において「初期投資」は、とても大切な事だと思っています。
もちろん、無駄に初期投資をするべきでは無いと思っています。
そこから、損益分岐点を算出し、売上目標を立てる事が今後の生産性向上にとって不可欠だからです。。

その為、初期投資ゼロ。

これは、生産性が上がらないと思っています。

もっと言えば生産性を下げる麻薬みたいなものだと思っています。
行政(税金)を使い、初期投資ゼロで、事業をスタートさせると、参加者にこんな甘い考えが芽生えます。

「売上は、そこそこで良い」

こうなっては、売上を上げよう。生産性を向上させようという意識が低下します。

もちろん、自治体と民間の協力は、必要だと思っています。
しかし、自治体が捻出するのは、本当に資金でしょうか??

私は、行政が本当に出す必要があるのは、「知恵」だと思っています。

道の駅の問題点

全国に1,000を超える、道の駅があるそうです。
この近所だと、「大木町」と「みやま」に大きな道の駅があります。
大川にもテラッツァと言う道の駅があります。

この3か所の生産性を考えた事があるでしょうか??
損益分岐点が、いくらなのか??売上目標は、いくらでしょうか??日割りでいくら必要なのか??

そして今以上に、売上を伸ばそうとサイクルを回しているのでしょうか??
もし運営するサイドが、「売上は、そこそこで良い」と考えているようであれば、問題だと思っています。

「立派なものを支援して作ってあげて、その後も大して儲からなくてもいいような仕組み」

聞くだけだと本当に楽で、いいだけの気がすると思います。
しかし一方で、関係者の生産性を下げている一面もあると思います。

関係者の生産性を下げる事は、そのまま地方の生産性を下げる事に直結します。

地方の生産性が上がらないのは、損益分岐点が歪んだ形で、通常よりも低い水準で容認され、生産は低くてもOKだと言う甘い考えが原因だと思っています。
結果、関係者は、日々売上の向上・改善に向けての努力が疎かになり、利益が小さくなるのだと思います。

もちろん、ゼロよりはいいです。
しかし、本来は初期投資をみんなで行い、より高い利益を生み出そうと努力し続け、売上水準を上げて行く。

そう思う「サイクル」の中に、地域活性化があるのだと思っています。

決して、リクスを選択する事だけが良いとは思っていません。
しかし、生産性を考えずに「そこそこで良い」という安全地帯を民間が求めているのであれば、地方活性化は、到底無理だと思います。

行政は知恵を出し、民間は金を出す

そもそも、行政が立派な投資をノーリスクで出来るのは税金があるからです。
このような歪んだ投資が続き、結果として民間の首を絞めている事に気づく事も大切だと思います。

私も体験して思いました。
行政から金を引き出しても何のメリットもありません。

それが甘えになり、民間の動きを悪くします。
その結果「行政が金を出さないのであれば、やらない」そんな意味不明な民間企業が、たくさん生まれる事になります。

私は思います。

本当に悪いのは行政でも、民間でもありません。
双方に問題があるのだと思っています。

行政は「金」を出し、民間が「知恵」を出す。
これが、今多い地方活性化の形だと思います。

まったくの逆だと思っています。

行政は「知恵」を出し、民間は、「金」を出す。

これが、本来の素晴らしい形だと思っています。

参考として、行政が「知恵」を出し、「民間」が、金を出すイメージで、道の駅を作ろうと思ってください。
私であれば、まずは場所だけ抑えて、テント運営を開始します。
初期投資は極力抑えてスタートさせます。もちろん行政に依頼して、地方で道の駅運営をしている皆様へのヒヤリングを要請します。

そこから徐々に規模を大きくしていきます。
普通に考えれば、当然の事です。

なんの算段もなく、いきなり立派な建物を作る事は、出来ません。
民間が、金を出せる範囲でやれば良いだけです。それこそ、本当の地方創生だと思っています。

今一度、行政と民間の事業計画を真剣に考える必要があると思っています。
そして、ある一定の「緊張感」が生まれ、生産性の向上を実行し続ける事が、地方創生の第一歩だと思います。

1円でも税金を使う事の責任を、もう一度思い出しましょう。
失敗したら、「やーめた」レベルではダメです。

一度走り出したら、民間で、自走できるまで試行錯誤するべきです。

それが、日本国への義理です。

すぐにやめるぐらいなら、最初から参加しない事です。
そして、自治体から金が出なくとも、自発的に進める力が、民間には足りていないのかもしれません。