影響を受けた人に、人は似てくる

人は、他人を真似するように出来ているそうです。正確に言えば「人間の脳」は、そのように出来ているそうです。
この現象を「ミラーニューロン」と言うそうです。例えば人が走っている姿を見ていると、自分はもちろん走っていませんが、脳の中では走っている時と同じ状態になっているそうです。

他者からの影響

「最近、誰々に似てきた」
「口調があの人にそっくり」
「しぐさがお母さん・お父さんに似てきた」などなど
付き合っているカップルが言動が似てくる事・夫婦が表情まで似てくる事はこの現象が影響しているそうです。「一番影響を受けている人」に人間は自然と一番似てくるのだそうです。

「ミラーニュロン」の働きは、見ている相手のしぐさを、自分の脳の中で再現しているような状態です。相手の動作を自分に置き換える事で、相手の意図や目的を理解しようとしている、といえます。

更に「ミラーニュロン」には意図を組むばかりでなく、共感したり、相手の心の中を理解しようとする働きもあるそうです。

真似をしたく無い人でも、意識すればその人のようになる

ここが一番大切な事だと思っています。

    • 「あいつみたいになりたくない」
    • 「なんであの人は、いつもああなんだ」
    • 「悪いお手本だから、見習わないようにしよう」
    • 「大っ嫌い」などなど、これも「意識」している事になります。

一番見習いたくない人・大嫌いな人を意識すればするほど脳は、その人のようになります。そして知らぬ間に同じような言動をするようになるそうです。会社でも同様です。悩み・ストレスの原因が特定の嫌いな人と言うことは、よくある事だと思います。残念ながらあなたは、一番意識しているその嫌いな人みたいになります。なりたい、なりたくないとは別に脳はその人のようになるそうです。

親が離婚して苦労した子供達が、「親のようになりたくない」そう思っても離婚を繰り返す事に近いです。自分が日々の中で一番意識している人を想像してください。そしてその人は、ステキな人なのか考えてみてください。もし嫌いな人を一番意識しているのであれば、要注意です。その嫌いな人のように必ずなります。人間の脳は、そのように出来ているそうです。

影響力のある人の働く姿勢

一番みじかな上司・部下に関しては、特に注意が必要です。社長が無能であれば、必ず無能な会社になります。社長みたいになりたくない、社長が無能だから我々が頑張らなければ。そう思っても同じです。社長は会社の中で一番影響力があります。それはチームでも同じです。事業部長が一番影響力があります。小さなオフィス・チームでも同じです。必ず一番影響力のある人の働き方=その人が所属する会社・チームの働き方になります。これはどうしようも無い事だそうです。人間の脳がそのように作られているので・・・

脳に真似させる対象を間違えないようにする

社内・社外同様です。自分の理想とする人達と働く事が何よりも重要です。そして嫌いな人・見習いたくない人が居たら意識しない事です。難しいと思いますが、「嫌い嫌い嫌い」そう思えば思うほど、嫌いな人に近ずいている事を認識しましょう。

逆に尊敬出来る人・理想な人と働くと、自然にその人のように自分が近づく事になります。
社外でも良いです。レベルの高い仕事・優秀な人達の輪の中に飛び込む事が大切です。そしてその人達と一緒に働けるように自分を鍛えましょう。ついついレベルの高い人たち・優秀な人達と仕事をしていると、自分が無能だと感じる事もあります。

「このメンバーの中では、自分は輝く事が出来ない」そんな事を考える事もあると思います。しかしその輪の中から離れてみると、自分が成長している事に驚く事になると思います

TVに主演した人が「垢抜ける」女性であれば「綺麗になる」これはあることです。これにも原因が二つあるそうです。一つは異性を強く意識する事、たくさんの人の目に触れる事で変化すると言う点です。もう一つは、綺麗な同じ女性に囲まれる事です。綺麗な女優さん・モデルさんなどと仕事をする中で「自分もああなりたい・・・」と思えば思うほど、女性は綺麗になるそうです。

言動だけでは無く、「ミラーニュロン」には、人の見た目にも影響があると言うことです。夫婦の顔が似てくるのと同じことが言えると思います。異性が好意を持っている人に言動が似てくる事も同じ原理原則だとの事です。

理想の人に近づく方法

脳に誰を真似させるのか??ここが特に重要な事は、上記に記載しました。しかし自分の配属先の上司が「いつもイライラしていて、毎日その人の機嫌を意識しないといけない」「部下想いはない」「自分の事しか考えていない」「仕事が出来ない」「保身の事ばかり」「仕事が遅い」「お客様の事を考えていない」などなどあると思います。

そして逆に理想とする人とは、部署が違う、交流出来る頻度が少ない・・・・脳に真似させる人が、選べないと思っている人も多いと思います。しかしどんな状況でも自分が脳に真似させたい人に、脳を真似させる事は可能です。

理想とする人の言動を口に出す

これは、私も良くやります。良く私と飲みに行く人は分かると思いますが、私はステキな人・好きな人の話を飲みの中でも、たくさんしていると思います。

「社長はすごい・・・なぜなら・・・」

「こんな人と出会った。すごいのは・・・」

みたいな会話です。このような事を、口から発言していると自然とその人に近づく事が出来ると思っています。
ちなみに、独り言でも効果はあると思っています。「あの人はいつも周りに気を使ってすごいなー」みたいな事を口に出すだけでも十分に効果があると思います。

脳に真似をさせたい対象者がいるのであれば、その人の事を話している時間・思い出す頻度を上げれば良いです。それだけで「ミラーニュロン」状態になっているそうです。自然と自分の脳が、自分の話している・思っている人に近づいていると言う事です。

無理にでも絡む

部署・立場によっては、どんなに尊敬する人でも一緒に働ける機会が少ない・多いは、あると思います。それも仕方ないです。無理にでも絡むしかありません。大切な事は遠慮しない事です。私も入社した当時、絡みたい人にはガンガン話しかけて、飲みに連れて行ってもらったり、自分を売り込む事をしました。

入社したあとも、社長室に何度も何度もアポを取って話に行きました。そして離れている人には電話・メールで自分の思い、質問などをガンガンメールしておりました。このように「私はあなたに絡みたい」アピールをする事です。

この「絡みたい」と思う気持ちだとても大切です。メール1通にしてもその人を想像しながら打ち込みます。どのようなメールであれば、あの人から反応が返ってくるのか??どんな電話をかければ、あの人は自分をインプットしてもらえるのか??と考える時も脳は「ミラーニュロン」状態になっています。

脳に真似させたく無い人を意識しない

これが一番重要ですが、一番難しいですね。脳にも「キャパ」があるそうです。何人も「ミラーニュロン」する対象が多いと、本当に 真似させたい人の情報が入って来なくなるそうです。

100ある容量に嫌いな人を80も入れたらもったいないです。そんな人を無視する事が何よりも重要です。しかし現実問題、働く上でどんなに嫌いな上司でも無視しながら働く事は、出来ません。ある程度力を持っている上司であれば、無能のレッテルを貼られ、左遷される恐れもあります。

そこで私が提案する方法は、「客観視する力」だと思っています。前に記事で書きましたが、自分の事を「客観視」「俯瞰」で見る事です。もっと言うとそのようなイメージで関わる事です。以前にも「抽象度」と言う記事でも記載しましたが、自分の視点・目線を上げると言う事に近いと思います。

 

実際に下記にて分かりやすいように記載します。

「あぁーまた上司が、イライラしてるよ・・・今日もやだなー」そう思う日があったと仮定します。その場合の考え方のイメージです。

「客観的」「俯瞰」で見て、真似させたく無い人を意識しない

登場人物

  • (A)イライラしている、嫌いな上司
  • (B)その上司の事を意識して、ビクビクしている自分
  • (C)同じく、Aにビクビクしている自分の部下
  • (D)ここには居ないが、理想とするいつも自分を元気付けてくれる理想の上司・尊敬する人

みたいな感じで考えてみてください。ここで自分も嫌いな上司・見習いたくない上司に便乗して暗い感じで仕事をする状態になると想像してください。そして、そんな上司Aにイライラさえしてきたと仮定します。
すると上記記載した内容はこのように変わります。

登場人物

  • (A)イライラしている、嫌いな上司
  • (B)その上司の事を意識して、イライラしている自分
  • (C)そんな中、(A)にも(B)にもビクビクしている自分の部下
  • (D)ここには居ないが、理想とするいつも自分を元気付けてくれる理想の上司・尊敬する人

(C)のあなたの部下・・・苦しくないですか??・・・そして自分が嫌いと思っていた人とまったく同じ事を部下にしている事になります。更には、自分が理想とする(D)から遠ざかっているのが分かると思います。このように「客観的」「俯瞰」で考える事をオススメします。

どんな理由があろうと、(A)も(B)ダサいじゃないですか??自分がダサいと思っている人と、同じ事をしている事に気づく事をオススメします。それが分かれば、脳に真似させたく無い人を意識しようと思わないはずです。

そして自分が理想とする(D)の事を考えて意識しましょう。もったいないです。そして、なりたくない人を意識しない事をオススメします。出世をすると「自分は楽になる」「働かなくても良い」「みんなが働いてくれる」そう思う事も危険です。結局は、働いてないリーダーのように働けないチームになります。これがとても危険です。

まとめ

自分が出来ない事を、人に強要出来ないし、部下は、してくれないと言うことです。逆に言えば、部下を持つ人は、自分さえ頑張っていれば、みんな頑張ってくれると言うことです。影響力のある人が「どのような会社にしたいのか?」「どんなチームにしたいのか?」「どんなインパクトを社会に与えたいのか??」しっかりと考えて進めましょう。

あなたは「脳に誰を意識させますか??」そしてどのような人のようになりたいでしょうか??私は人間が、読書好きな理由が少しわかりました。優秀な人たちの本を読んで「ミラーニュロン」状態になっているのだと思います。

私も理想とする人はいます。そしてその人を追い抜くことが目標です。その為にもレベルの高い人たちの輪の中に飛び込み、自分を鍛え、時間があればたくさんの書物を読んでレベルアップしたいと思っています。